はじめに
大きなサイズのプレート看板をお見積り頂いた際に「分割での製作」と注釈がついていることがあります。
今回は、この「分割での製作」について実例とともにご説明致します👍
そもそも「分割での製作」とは?
まずは、こちらをご覧ください。実はこちらの看板、3枚のプレートを使用しています。よく見ると薄っすら分かるかもしれません。
分かりますか?角度を変えてみましょう。フラワーの「フ」の左側に分割線が薄っすらあります。
反対側の「院」の右側にも分割線があります。分かりにくいので点線を引いてみました。
図にしてみるとこんな感じです。
3枚のプレートを使用して製作してあります。
このように製作することを「分割での製作」と呼んでいます。分割での製作は、看板業界では一般的です。皆様も街中で大きめの看板をよく見てみて下さい。よーく見ると分割されていると思いますよ。
ちなみに、2枚でも製作できるのに3枚にしているのは、できるだけ分割ラインを分かりにくい位置(文字やイラストと重ならない位置)に持ってきて製作しているからです。
なぜ分割する必要があるのか?
分割ラインが目立たないようにしたいのなら、そもそも分割せずに1枚物で製作すればよいのでは?と疑問が湧きますよね。
こちらにも理由があります。
まず、プレート看板で使用しているアルミ複合板のサイズが決まっている、という点があります。いろいろなサイズがありますが、看板マートでは910×1820mmのサイズを使用しています。
また、910×1820mm以上のものは発送することが難しいため、一枚物での対応はできません。こちらも分割製作の理由となります。
分割ラインの調整とは?
先程もご説明したように、ただ単純に分割するのではなく、できるだけ目立たない位置で分割します。例えばこちらの場合はどうすればよいでしょう?
横幅が2500mmなので、分割製作となります。この場合、先程の事例と同様にセンターの文字部分と両サイドで分割したいところですが…
青いラインが910×1820mmのアルミ複合板の最大サイズです。文字部分がはみ出しており、入り切りません😣
この場合は、スレッスレの位置で分割いたします。今回はココしかありません!
青いラインで分割すれば、文字に重ならないため目立たない位置での分割が可能です🤗ちょっとしたことですが、分割位置にも配慮して製作しております。
もちろん、看板によっては文字やイラストを避けられない場合もございます。ズレが生じないように、慎重に製作します💪
おわりに
もし、お客様ご自身でデータ製作をされる場合は、分割ラインを意識して頂くとありがたいです🙏キレイに仕上がりますよ〜🎉